物件探し
PR

【後編】田舎暮らしの物件探しで確認すべきポイント

ひろまる
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

このブログを書いている「にゃこ」と「ひろまる」は東京から自然豊かな環境を求めて那須に移住してきました。今回は、気候や環境で確認すべきポイントをまとめました。移住後に気がついた点もあるので、これから物件や土地を探している方の参考になれば幸いです(^^)

前編はこちらをご覧ください
【前編】田舎暮らしの物件探しで確認すべきポイント
【前編】田舎暮らしの物件探しで確認すべきポイント
中編はこちらをご覧ください
【中編】田舎暮らしの物件探しで確認すべきポイント
【中編】田舎暮らしの物件探しで確認すべきポイント

那須でのゴミ捨て事情:移住前に確認すべきポイント

東京ではずっとマンション暮らし。大規模なマンションであれば、マンション内に24時間365日ゴミ捨て可能な設備がある。マンション内にそういった設備がない場合でもマンション近くにゴミ捨て場があり、苦労せずにゴミ出しができた。

現在の我が家では、ゴミ捨て場の設置工事費用として初回に10,000円の負担があり、土地を提供してくださっている方に毎年1,000円の謝礼をお渡ししている。また、数ヶ月に一度、輪番制で掃除当番がまわってくる。費用負担や掃除当番に対して我が家は特に不満はなく、むしろ皆が「キレイに使おう」という意識を持っているため、気持ちよくゴミ捨て場を使うことができている。

那須では、エリアによって人口密度が低く、ゴミ捨て場まで車で行かなければならない場所もある。また、我が家のように有志で管理・運営しているゴミ捨て場も少なくない。

物件探しの際には、以下の点を必ず確認しよう。

  • 利用可能なゴミ捨て場が近くにあるか
  • ゴミ捨て場の利用に費用がかかるか
  • ゴミ捨て場利用にルールがあるか

ゴミは毎日出るもの。いざ住み始めたら「近くにゴミ捨て場がない!」ということがないように、物件を決める前に必ずチェックしよう。

田舎での携帯電波事情:我が家のケース

那須に限らず、山のほうに行くと携帯の電波が届きにくい場所がある。山奥というわけではないが、我が家もまさにその状況で、電波が届きにくい場所にある。

家の外に出ると通話は可能だが、電波は1~2本程度。家の中に入ると圏外になったり、通話中に音声が途切れたりすることがある。ahamoを利用しており、通信網はドコモ。頻繁に電話を使うわけではないが、重要な電話がかかってきたときに圏外だった場合、こちらはその事実に気づけない。また、実際に通話中に急に電話が切れた経験もあり、これはまずいと思い、ドコモから電波改善装置(ドコモレピータ)を無料でレンタルした。

ちなみに、自宅には光回線を引いているので、インターネット接続は問題なし。キャリアによって電波の強さが異なり、確認したところ、①ソフトバンク、②楽天、③au、④ドコモの順に電波が強いことが分かった(友人が遊びに来たときに確認)。

家の外と中で電波状況が異なることもあるので、物件の内見時には必ず室内での電波状況を確認することを忘れずに。

物件購入時の確認不足が招いた予期せぬ問題:実際に住んでみて気づいた重要事項の確認ポイント

物件購入前の現地確認を行っても、わずか30分から1時間の間に周辺環境の問題をすべて確認するのは不可能。

契約時には、重要事項説明のステップで騒音や振動、臭気など告知すべき内容があれば説明される。私が購入した物件も一部の設備が故障しており、その点は重要事項説明書に記載され、契約時に説明があった。また、内見の際にも「ここは壊れているので、物件購入後に自費で修理が必要です」と説明を受けていた。

しかし、物件の購入意思を伝えて手付金を支払い、契約当日に初めて「牧草地が周辺にあるため、臭気を感じることがある」との説明を受けた。那須を車で走っていると牧場をよく見かけるが、物件周辺を車で確認した際には牧場は見当たらなかったため、「風向きや季節によって臭うことがあるのかな」、「臭気と言ってもそんなにひどくないだろう」とあまり気にしなかった。

しかし、実際に住んでみると、季節や風向きによって臭いが気になるときもある。堪え難い状態ではないため、大きな問題にはならなかったのは幸い。重要な告知事項を事前に不動産会社にしっかり確認してから契約手続きを進めることの重要性を実感した。

田舎暮らしの夜間安全性と街灯の少なさ:移住前にチェックすべきポイント

田舎はびっくりするくらい街灯が少ない、街灯の少なさは都会に住む人にとって重要なチェックポイントとなる。

夜間の安全性確認
田舎では、街灯がほとんどない地域が多く、夜間は非常に暗くなる。暗闇は、視界が悪くなるだけでなく、夜道を歩く際の安全性に影響を与える可能性がある。物件選びの際には、実際に夜に訪れて、どれくらい暗くなるのか確認することが重要。街灯が少ない地域でも、防犯灯や自宅周辺の照明設備が整っているかチェックしよう。

自宅周辺の利便性
街灯が少ないと、夜間の移動が不便。特に、子どもがいる家庭や車を持たない人は、夜遅くに買い物や移動をする必要がある場合、街灯の有無が生活の質に大きく関わる。最寄りのスーパー、病院、学校までの距離と、それらの道の明るさを確認することが大切。

車の有無と運転のしやすさ
田舎では車が必需品になることが多いが、夜間の運転は街灯が少ないと一層難しくなる(生活していけば少しずつ慣れていくが)。特に、道が狭かったり、曲がりくねっていたりする場合、ライトが届かない部分が増え、見通しが悪くなる。車を持っている、またはこれから購入する予定の人は、夜の運転に慣れておくことや、自宅までの道の状況を確認しておくことが重要。

防犯面での対策
街灯が少ない地域では、暗闇が広がるため、防犯面での不安も増える。移住先の治安情報を事前に調べ、地域の防犯対策や、自宅に防犯カメラやセンサーライトを設置するなど、自分自身でできる防犯対策を講じることが求められる。

家の照明計画の工夫
街灯が少ない環境で快適に暮らすためには、家の外と庭、玄関周りの照明を適切に設置することが重要。自動点灯するライトや、足元を照らすガーデンライトなどを設置することで、夜間でも安心して移動できるように工夫しよう。また、ソーラー式のライトを活用すれば、電気代の節約にもつながる。

星空観察のメリット
一方で、街灯が少ないという点は、星空観察が楽しめる大きなメリットにもなる。都会では街の明かりで隠れてしまう満天の星空を、田舎では気軽に楽しむことができる。暗さをポジティブに捉え、自然との共生を満喫する生活も田舎ならではの魅力。

田舎への移住において、街灯の少なさは注意すべき点の一つ。しかし、事前の確認と適切な対策を取ることで、不便さを軽減し、安全で快適な生活を送ることができる。移住を検討する際は、夜間の環境もしっかりと確認することを忘れずに。

緑が多すぎるデメリットもよく考えよう

緑豊かな環境は多くの人にとって大きな魅力だが、同時にその管理が大変なことも念頭に置くべき。移住したあとに自然のチカラを実感するだろう。緑が多い環境での管理の大変さと、注意点をまとめてみた。

庭や敷地の草木の手入れ
田舎では広い庭や敷地が確保できることが多いが、その分、定期的な草木の手入れが必要になる。春から夏にかけて草が急速に伸び、頻繁に草刈りを行わなければならない。庭の手入れを怠ると、雑草が茂り、見た目が悪くなるだけでなく、虫や害獣が集まる原因にもなる。そのため、定期的に草刈り機や剪定バサミなどを使ってメンテナンスを行う時間と労力を確保する必要がある。夏場は2週間位であっというまに雑草が生えてくるので、毎週末、何かしらの庭の手入れが必要になることも・・・。

落ち葉や枝の掃除
秋になると、樹木の落ち葉が敷地内に大量に積もる。特に大きな木がある場合、掃除の手間が増し、落ち葉が溜まることで庭の美観を損なうだけでなく、滑りやすくなったり、湿気がこもることでカビや腐食の原因にもなる。落ち葉や折れた枝の掃除は定期的に行う必要があり、広い敷地であればあるほど、その負担は大きくなる。環境によっては敷地外からの落ち葉も大量に舞い込んでくる。我が家は、ピーク時には毎日落ち葉で焼き芋が楽しめるくらいの量の落ち葉が集まる😅

害虫や野生動物の対策
緑豊かな環境には、自然と多くの生物が集まる。田舎では、アブやハチ、ムカデといった虫、さらにはシカやイノシシなどの野生動物が庭に出現することがある。これらは作物や花壇を荒らすだけでなく、家や人に害を与える可能性もある。防虫ネットの設置や、害虫駆除剤の使用、フェンスや柵を建てて動物が侵入しにくくする対策を考慮することが必要。

植栽や家庭菜園の手間
田舎に移住した場合、広い敷地を活用してガーデニングや家庭菜園を楽しみたいという人も多い。自分も移住の目的のひとつがこれ。しかし、植物の育成には多くの手間がかかる。水やり、肥料の手配、雑草の除去、病害虫対策など、四季折々で異なる管理作業が発生する。特に夏場は、作物や花が成長する一方で、害虫も増えるため、予想以上の労力を要することがある。

機材や道具の準備とメンテナンス
広い庭や敷地の手入れには、草刈り機、剪定バサミ、場合によってはチェーンソーなどの専用機材が必要。これらの道具は使い方に慣れる必要があるうえ、定期的なメンテナンスも重要。また、これらの機材を揃えるための費用や保管場所も確保しなければならない。手入れを効率よく行うためには、道具の選定やその使い方を学ぶことが求められる。

自然の恩恵と大変さのバランス
田舎暮らしの魅力の一つは、四季折々の美しい自然を感じながら暮らせること。庭でのバーベキューや、家庭菜園で採れた新鮮な野菜を楽しむことは、田舎ならではの醍醐味。しかし、その自然環境を保ち、快適に暮らすためには、日々の手入れが不可欠。自然の恵みを享受するために、定期的なメンテナンスの手間と費用を見越した計画を立てることが大切。

緑豊かな田舎暮らしは、リフレッシュできる環境を提供してくれるが、その管理には時間と労力がかかることを理解しておく必要がある。草木の手入れ、落ち葉の掃除、害虫や野生動物への対策、そして専用機材の準備など、さまざまな点に注意し、計画的に取り組む必要があることを念頭に物件探しをしよう。

前編はこちらをご覧ください
【前編】田舎暮らしの物件探しで確認すべきポイント
【前編】田舎暮らしの物件探しで確認すべきポイント
中編はこちらをご覧ください
【中編】田舎暮らしの物件探しで確認すべきポイント
【中編】田舎暮らしの物件探しで確認すべきポイント
ABOUT US
ひろまる&にゃこ
ひろまる&にゃこ
那須移住2年目
2022年秋に東京から那須(那須高原)に移住した『ひろまる』と『にゃこ』です。のんびり田舎暮らしがしたいという願望を持ちながら実行に移せず、毎日移住系YouTubeを観て癒やしを求める。移住者(軽井沢)の家にお邪魔したことをきっかけに、移住熱が高まり、物件探しから2ヶ月で那須に移住。田舎暮らしに移るきっかけや背景、目的(理由)、期待、不安。移住の良し悪し、移住後の生活、那須のいろいろをお伝えしながら、那須の良さを知ってもらい那須に移住する人が増えてくれることを願って・・・
記事URLをコピーしました