使ってみて分かったコロナ除湿機【CD-H18A】の評価
前回のブログ 東京から那須へ移住して感じたこと《湿度編》 でお話した通り、那須の湿度は想像以上に凄かった。
冬は洗濯物の乾きが悪く、ドラム式洗濯乾燥機を購入して乗り切った。今度は梅雨。洗濯物が乾かないときは洗濯乾燥機で対処できるが、家全体のジメジメはどうしようもない。
猛烈な湿度で洗面脱衣所、玄関、下駄箱、クローゼット、押し入れ、食器棚と家中がカビの温床に。なんとなく、空気の匂いもカビっぽさを感じる。湿度計は80%を超える。床はジメジメ。Tシャツが肌にへばりつくいやーな感じ。
部屋全体の湿度調整ならエアコンでもよいが、洗面脱衣所や押し入れだけ除湿したいというときにエアコンは使えない。
田舎暮らしでは洗濯機、冷蔵庫等と並ぶ必須家電と認識。東京暮らしでは除湿機を持っていなかったため、まったく予備知識がなく、イチからインターネットのレビューサイトで除湿機を調査。
除湿機になにを求めるか
洗面脱衣所、下駄箱、クローゼット、押し入れの除湿。長雨や急な雨、洗濯乾燥機で乾燥させると衣類の傷みが気になるものの乾燥がメイン。使用時期は梅雨から秋口までを想定。
予備知識がない段階では アイリスオーヤマ 除湿機 が価格も手頃でサーキュレーター機能もあり、洗濯物も早く乾きそうだと考えていた。が、年間通して使用するか、梅雨の時期だけ使用するかで除湿方式が絞られることが分かった。
- 冬の衣類乾燥、結露対策ならデシカント式:電気代高め、夏の除湿には不向き
- 1年中除湿、洗濯物の乾燥に使うならハイブリッド式:デシカント式+コンプレッサー式
- 夏の衣類乾燥、湿気対策ならコンプレッサー式:電気代安め、冬の除湿には不向き
また、用途によっては除湿能力が重要だということを学習。例えば、洗濯物乾燥時に除湿能力が低い製品は洗濯物の水分や空気中の水分に押されて、洗濯物がうまく乾かなかったりする。
どうしても手頃な価格の製品に目が行ってしまうけど、高価格帯の製品は基本スペック(除湿能力)が高いということ。ただ、価格が倍以上も違うと流石に躊躇してしまう。じっくり評価しないと・・・。
除湿機の評価項目は?
色々調べていく中で、我が家は①~⑤の項目を重視した。①除湿能力と②衣類乾燥力は除湿機を購入する最大の目的。③節電(エコ)と④価格はお財布に優しいことが重要。⑤の壊れにくさは正直、個体によって当たり/外れがあるので運もある。ただし、口コミですぐに壊れたといった評価が目立つ機種は除外。
- 除湿能力
- 衣類乾燥力
- 節電(エコ)
- 価格
- 壊れにくさ
- お手入れのしやすさ
- 静音性
- 持ち運びやすさ
購入した製品は?
なんだかんだで1ヶ月悩んだ結果、コロナ衣類乾燥除湿機 を購入。機種はCD-H18A。
購入のポイントはこんな感じ。なんと言っても除湿能力がすごい。1日で2リットルペットボトルが9本分😁
- 除湿量18L/日 (木造20畳 / 鉄筋40畳まで)
- 国産
- 除湿能力にしては電気代が安い(除湿時 8.7円/h)
対抗馬は パナソニック 衣類乾燥除湿機。最後まで悩んだけど、除湿能力の高さと価格でコロナを選びました。
実際に使用した感想
なんと言っても除湿能力がすごい。湿度の状態にもよるけど、6~8時間で4.5リットルのタンクが満タンになる。カタログ値通り、1日で18リットルの除湿が可能。初めて除湿したときに溜まった水の量とスピードにビックリ。空気中にこんなに水分があるんだと感心するとともに、除湿しないと至る所にカビの温床が・・・。早めに除湿機を購入して本当によかった。
下の画像は一晩で溜まった水
ちなみに衣類乾燥ではなく、除湿だけで4.5リットル溜まります。もともとは特定の場所(洗面脱衣所、下駄箱、クローゼット、押し入れ)を除湿するために、除湿機を移動しながら使用することを想定していたけど、リビングに除湿機をおいて、家全体を除湿することができる。
先日、湿度75%の室内に除湿機を自動モードで運転。4時間後に帰宅すると65%まで湿度が下がってた。湿度計はリビングと洗面脱衣所の2箇所で確認。両方とも除湿前後で同じ数値を示していたので、家全体の湿度が下がっていることを確認できた。体感でも室内はサラッとしていた。
当初、手頃な価格の除湿機を2台購入しようと考えていたけど、想定外にコロナ除湿機の能力が高く、とりあえず1台でこの梅雨と夏を乗り切ってみることにした。
コロナ除湿機CD-H18Aの弱点
総合的に満足だけど、大きな弱点が2つ。
まずは価格。自分が購入したときは40,000円程度。2万円以下で購入できる除湿機が多い中、価格だけみると選択肢から外したくなる。ただ、スペック(除湿能力)の高さには変えられない。自分は除湿機を2台購入する必要がなくなったので価格面でも満足。シーズンオフの収納スペースに困らないのも◎。
どうしても価格を抑えたい方は、これ(↓) 除湿量10L/日で製品だと1万円くらい価格を抑えられます。
2点目は重量。本体重量が12.5kgある。キャスターがついているけど、横方向にしか移動できないのと、段差を乗り越えるのがきつい。また、1階から2階に移動する場合など、女性は少し苦労するかもしれません。
ただ、重量に関してはどのメーカーも除湿性能が高いとそれなりの重量になる。コロナは比較的軽い方かもしれない。
コロナ除湿機CD-H18Aの注意点
除湿能力が高いが故に、タンクがすぐ満タンになってしまう。就寝中に除湿したい場合に、満タンで除湿機が途中で止まってしまうことがある。ただ、満タンの4.5リットル除湿されると湿度は10~20%程度下がっているので、逆に除湿機が止まっていても室内の湿度は問題ない。
また、市販のホース(内径15~16mm)を本体に取り付ければ、連続排水できるようになるので、水を捨てるのが面倒な方や24時間運転しっぱなしにしたい方はホースを取り付ければ良いでしょう。
もう1つは動作音。レビューサイトで静音性が高いと評価されていたけど、個人的には疑問符が。運転モードに「弱」がありますが、寝室に除湿機を置いて寝るのはちょっと気になる動作音。個人的な感覚差はあると思うけど、寝室での使用を考えている方は、注意が必要。