物件探し

那須での中古物件(不動産)の探し方

ひろまる

自分は短期間で希望の物件に出会い、移住することができたけど、思い返すと本当にタイミングがよかっただけだなと思う。ただ、タイミングだけに頼らず、自分が追い求める理想の物件を引き寄せるための探し方もあるんじゃないかと思う。移住を検討している方に向けて、自分なりに那須での中古物件(不動産)の探し方を整理してみた。

東京と田舎の不動産事情の違い

那須に限らず地方の不動産は不動産ポータルサイト(SUUMO、ホームズ、アットホーム、Yahoo不動産等)への物件掲載が少ない。掲載されていても、高額物件だったり、希望条件とかけ離れていたりで、実物を見てみたいと思う物件になかなかたどりつけない。自分が物件探しで最も苦労した点。

掲載物件が少ない理由は色々あると思うが、例えばこんな感じだろうか。

  • 東京と違い人口が少ないので物件の母数そのものが少ない
  • 母数が少ないので売りに出てくる物件も相対的に少ない
  • 物件掲載にお金が掛かるため不動産ポータルサイトを使わずに自社のホームページにだけ掲載している

東京と違い物件が安い地方ではお金を掛けて宣伝しにくい。500万円の物件の売買を仲介した場合に不動産会社が得られる手数料は『売買価格×3%+6万円』なので21万円(プラス消費税)。買い主と売り主のどちらも自分のお客さんであれば、21万円を両者から受け取れるので合計42万円。えっ、そんなに手数料取るの?しかも両者から?と思う方もいるかもしれない。が、不動産会社からするとこれでもなかなか厳しい金額なんです。

社長+事務員の2名で会社を運営しているケース。毎月の費用はこんな感じ。ざっくりで、金額もかなり低めに見ています。

  • 家賃:5万円
  • 通信費(電話、インターネット等):2万円
  • ホームページ運用費:1万円
  • 水道光熱費:1万円
  • 交通費(車、ガソリン、自動車保険、車検等のメンテンス):5万円
  • ガソリン代 1万円
  • 事務員給料:20万円

これだけで合計35万円。42万円-35万円=7万円が粗利。粗利が全額社長の給料(報酬)だとするとたったの7万円。

500万円の物件なら毎月2件は成約しないと事業が成り立たない。しかし、売る物件がなければ、売上は立たないし、仮に物件があったとしてもそう簡単に売れるとも限らない。売れるまでは手元に入ってくるお金がゼロ。電話、ホームページからの問い合わせ対応、物件の案内、売れたら売れたで契約手続きがある。常に販売するための物件探しをしなければならず、中古不動産売買の仲介業の労力は相当なもの。東京のように物件価格が数千万円単位であれば、毎月1件の成約を目指していけば事業は成り立つかもしれないが、田舎ではそうもいかない。

お金を掛けて宣伝して、売買件数を効率的に増やせれば良いのだが、そう簡単に売れる物件ばかりではない。売り主の希望で相場よりも価格が高かったり、価格は抑えられているけど立地が悪い、修繕しないと住めないといった悪条件で、なかなか売れない物件もある。

こういう事情からお金を掛けて宣伝することを控えている(宣伝できない)ため、不動産ポータルサイトの物件掲載数が少ない。

どうやって物件を探せばいいの?

不動産ポータルサイトの利用

先の説明で不動産ポータルサイトの物件掲載数が少ないと説明したけど、掲載物件ゼロというわけでない。自分はタッチの差で買い手がついてしまい、内見できなかった物件があったけど、それはSUUMOで見つけた。買えないと分かったあとにどうしても実物を見たくて実際に物件(外観のみ)を見に行った。外観、立地、価格、その他条件もほぼ希望通り。もう少し早く問い合わせをしていればこの物件を購入した可能性は高い。

ポータルサイトはスマホアプリがあり、検索が簡単、お気に入り登録もできる。条件を登録しておけば新着物件を通知してくれるので、条件登録しておき、新着物件の通知が来たらアプリで確認してみるといった使い方がオススメ。難点は、すでに閲覧済の物件が新着物件として何度も通知が来たりする。そこは我慢😂

空き家バンクの利用

現在、那須町と那須塩原市の空き家バンクに登録されている物件数は少ない。ただ、掘り出し物が出てくる可能性があるので、定期的にウォッチして見逃さないようにしたい。空き家バンクで物件を購入した際の仲介手数料やリフォーム費用の補助を受けられる制度がある(いずれも条件あり)。費用をできるだけ抑えたい場合にもとても有効。なかなか新しい物件が出てこないので、根気よくウォッチし続けることが重要。

【那須町】空き家バンク登録物件一覧

【那須塩原市】空き家バンク登録物件一覧

地元不動産会社へ問い合わせ

那須地域の不動産会社に直接問い合わせる。電話やメールで希望条件を伝えて物件を提案してもらうのもあり。その場合に伝える条件はこんな感じ。

  • 希望エリア:(例)那須町・那須塩原市
  • 土地面積:(例)土地100坪以上
  • 建物面積:(例)建物25坪以上
  • 間取り:(例)2LDK以上
  • 予算:(例)800万円~1,000万円
  • 用途:(例)定住
  • 購入希望時期:(例)6ヶ月以内
  • その他:(例)自然が豊かなエリア・新幹線通勤のため可能な限り那須塩原駅に近いエリア・家庭菜園がしたい・ドックランを設置したい・車2台駐車・管理費等のランニングコストが低い方が好ましい など

ホームページに掲載されている物件に対して問い合わせるほうが話が早いかもしれない。自分は、いろいろな不動産会社のホームページに掲載されている物件を検索、気になる物件をいくつかピックアップして問い合わせ、内見依頼という流れを取った。

時間とお金は掛かるが、現地に出向いて不動産屋さんと直接顔を突き合わせて話をしたほうが信頼を得やすい。話によると観光ついでに冷やかしで別荘を見に来る人もいるらしい。冷やかしよりも本気で購入を考えているお客さんのほうを向いてくれる。

特に時間を掛けてでも希望の物件を探し出したいという方は、本気で探しているということを伝えて、不動産屋さんとうまくつきあう。相手も人間、良い物件が出てきたらこのお客さんに優先的に紹介しようと思ってもらえることが大事。

ちなみに同じ物件を複数の不動産会社で取り扱っていないことが多い。ちょっと手間なのが、不動産ポータルサイトだけ見ていれば良いわけではなく、いくつもの那須の不動産会社のホームページを定期的にチェックする必要がある。

信頼を得ようと書いたが、不動産会社の数が多くなるとコミュニケーションも薄くなりがちで、それだけ相手に伝わる熱量も下がる。どれくらいの不動産屋さんとコンタクトを取れば良いか答えはないが、スタートは2、3社が良いと思う。

担当者との相性もあると思うので、この人(会社)は一所懸命サポートしてくれそうだと感じれば、継続して付き合えばよい。ちょっと合わないなと思ったら、「また気になる物件があれば連絡します。条件にあう物件が出てきたら連絡ください」くらいで、積極的なコミュニケーションは控えればよい。

気をつけなければいけないのは、完全に切らないこと。絶対この人からは買いたくないと思ったなら仕方ないが、先に説明した通りその会社でしか購入できない1点ものが出てくるかもしれない。キープしておくのが賢明。

物件を探し続けると、不動産会社への問い合わせが自然と増えていく。上記のようなやり方で、濃い付き合い、浅い付き合いを使い分けながら根気良く探すのが一番の近道かもしれない。

那須でオススメの不動産会社

どの不動産会社がオススメなのか。実際に自分が問い合わせた不動産会社を紹介したいと思う。気になる物件がホームページに掲載されていたら、積極的に問い合わせしてみよう。

誠実不動産

HP:http://www.seijitsu-fudosan.jp/

こちらは最初に那須に物件を探しに行った際にお世話になった不動産会社。ご夫婦?で営んでいると思われ、社長自ら相談に乗っていただきました。

失礼ながら事前に訪問予約をせず、会社近くにある道の駅「那須高原友愛の森」から電話をして、急にお邪魔した。

にも関わらず、すぐに希望に合いそうな物件をピックアップして現地案内していただいた。社名の通り誠実な対応。

ホームページを確認したところ、掲載されている物件が少なくなっているようですが、社長が親身になって相談してくれると思います。

瀬尾不動産

HP:https://seofudousan.com/

内見を1軒だけお願いした不動産会社。メールでのやり取りも丁寧で、内見時に物件購入時の諸経費(仲介手数料、登記費用、印紙代等)、年間維持費(自治会費、浄化槽維持管理費、固定資産税)の参考資料を持ってきてくれました。

物件によっては温泉権利金、水道施設負担金、別荘物件の名義変更料等、東京での不動産売買では掛からないような費用もあるので、大変助かりました。

いざ、購入に前向きになって話を進めようとしたときに想定していなかった費用が掛かることが分かり、気持ちがトーンダウンする恐れがあります。物件購入金額の百万円、千万円単位で考えるとその他費用の数万円、数十万円は小さい金額かもしれませんが、最初から費用がかかることを知っていて話を進めるのと、あとから聞かされるのでは気持ちが全然違います。

また、YouTubeチャンネルを持っていて、物件の外観から室内まで動画で案内してくれます。動画だと写真では伝わらない部分も確認できるのでとても助かります。

ホームページのトップに「那須で不動産トラブル”ゼロ”を目指す」と謳っていることが、こういった実際の行動に繋がっているのでとても安心できます。

物件購入した今も新着物件が出てくる度にYoutube動画を観ています。いくつか気になる物件があるのですが、移住してしまった今では完全に冷やかしになってしまうので内見できないのが残念です。誰か那須で物件を探していて、那須まで行く時間が取れない方がいれば、代理で内見してみたいものです。

ハチス住研

HP:https://www.hachisu.jp/

最有力候補であった物件の内見をお願いした会社です。

タッチの差で購入申し込みが入ってしまったため、内見は叶いませんでした。やりとりもメールだけで、実際にお会いしていないので詳細は語れないのですが、長年、那須エリアで不動産業を営んでおり、良好な中古物件を多い印象を受けます。

新築物件も取り扱っており、中古だけではなく新築も考えている方には特にオススメの会社となります。物件の入れ替わりも早そうなので、常にホームページをチェックしてみてください。

那須高原中古別荘センター

HP:https://nasu-life.com/

最終的に物件を購入した不動産会社。予算オーバーしているけど、どうしても見てみたい物件があり、ホームページから問い合わせしたのですが、レスポンスが悪く(数日経ってから連絡がきました)、第一印象は悪かったです。ただし、メールでのやり取りが始まってからは丁寧なコミュニケーションで悪印象は払拭。

完全な冷やかしではなかったのですが、金額的に購入するとなるとかなり厳しい金額の物件でした。これくらいのトーンでコンタクトをとった不動産会社から物件を購入することになるので、冷やかし気味で問い合わせをしても、丁寧にコミュニケーションを取っておくことが大事ですね。

当日、会社に伺うと他にオススメの物件を2軒紹介されました。時間的に内見は2軒が限界だったのですが、せっかく東京から来ていただいたので、と無理矢理3軒の物件を案内してくれました。3軒中1軒は、自分が希望したもの。他2軒は営業担当のオススメ。「もし、自分が家探しをしていたなら自分で購入したいです!」とかなり熱っぽく語っていた物件です。

物件概要、写真、価格をみる限り、直感的にはそんなに良さそうに思えなかったのですが、そこまで言うならと案内してもらいました。現地に到着して周りの雰囲気と外観だけですぐに心惹かれ、担当者と同じ熱量になってしまい、結局購入を決断😂

その後、契約から物件引き渡しまできめ細やかな案内、フォローをしていただき、とても良い不動産会社に巡り会えました。

残念ながら、担当してくれた方はご自分の夢があるということで、会社を辞めてしまいました。ただ、後任の方も真摯にお客さんと向き合ってくるれそうな方でしたし、契約時の重要事項説明をしてくれた方も柔和な方で、総じて、あたりの良い接客をしてくれる会社だと思います。

会社は那須街道の道の駅「那須高原友愛の森」のすぐ近くです。那須観光とセットで訪問してみてはいかがでしょうか。

ちなみ、どの不動産会社も事前にアポイントを取っておいたほうがよいと思います。

特に週末は忙しいと思いますし、物件を内見するために事前に鍵の手配やオーナーとの調整が必要な場合があります。

また、電話・メール等で希望条件を伝えておけば、その他の物件を紹介してもらえる可能性もあり、効率良く物件探しができます。

まとめ

  1. 不動産ポータルサイトは完全無視ではなく、条件登録して通知が来たらアプリ、サイトで物件確認
  2. 空き家バンクも覗いてみる
  3. 地元不動産会社を探して、定期的にホームページの物件情報を確認

気になる物件が出できたら迷わず問い合わせ。内見しに行く時は(特に初回)、複数物件内見する。

比較検討できる、物件を見る目が養われる、自分が求めている本当の条件は何なのか整理できる。

もちろん、往復交通費や時間を費やすので、費用対効果の観点も含めて、まとめて内見することをオススメします。那須観光とセットで、物件探しも楽しんでください。

物件探しで質問等あれば、 twitter/ instagramからお気軽にDMください。

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ひろまる&にゃこ
ひろまる&にゃこ
那須移住2年目
2022年秋に東京から那須(那須高原)に移住した『ひろまる』と『にゃこ』です。のんびり田舎暮らしがしたいという願望を持ちながら実行に移せず、毎日移住系YouTubeを観て癒やしを求める。移住者(軽井沢)の家にお邪魔したことをきっかけに、移住熱が高まり、物件探しから2ヶ月で那須に移住。田舎暮らしに移るきっかけや背景、目的(理由)、期待、不安。移住の良し悪し、移住後の生活、那須のいろいろをお伝えしながら、那須の良さを知ってもらい那須に移住する人が増えてくれることを願って・・・
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