第8話:福島県北塩原村、栃木県那須の7つの物件まとめてレビュー
2泊3日の物件探しツアー。初日は福島県北塩原村の古民家を、2日目と3日目は栃木県那須(那須町と那須塩原市)の物件を内見。もともと不動産を見るのが大好き。東京に住んでいる頃はマンションしか見たことなかったので、一戸建ての内見は新鮮でともて面白かった。
ブログを書くにあたり、撮り溜めた内見動画を観たけど、内見時と評価は大きく変わらなかった。
動画をみたら「あれ?部屋のイメージが少し違っている」とか「こんな風になってたっけ?」なんていうのもあったね。あと、細かいところじゃなくて全体的に記憶が曖昧な物件は、今、思い返すと興味が薄かったんだなって思う^^;
そうだね。ちなみに7つの物件のうち、今でも売れ残っているのは福島県北塩原村の古民家だけ。物件を見る目があったってことかな😂
はいはい😪眠くなっちゃうから早くレビューを始めよう!
①福島県北塩原村:築100年以上の古民家
- 建物面積:138㎡(42坪)
- 土地面積:675㎡(204坪)
- 築年数:100年以上
- 間取り:4LDK+物置、仏間
- 特徴:30畳の広大なLDK、敷地内に2階建ての土蔵、家庭菜園・果樹栽培スペース
- 猫魔スキー場、アルツ磐梯スキー場が車で30分圏内
- ラーメンで有名な喜多方市、歴史の町 会津若松市、広大な猪苗代湖、新緑や紅葉が魅力的な五色沼が近くにあり、住んでからの楽しみがたくさんある
- 立派な柱や梁で造られた重厚感のある建物。素人が見てもその凄さが分かる
- すぐに使用できそうな家庭菜園、果樹栽培スペースがある
- 土蔵があるため、物置の設置が不要で、大物の収納にも困らない。ただし壁の一部が崩れ落ちていて将来的に補修が必要
- 車でも新幹線でも東京までの日帰りは大変。気軽に東京との行き来はできない
- 地域の活動(草刈り、ゴミ拾い、お祭り等)への参加が必要 ※一般的にはマイナスに捉える人が多いかもしれないが、自分たちは問題なし
- トイレが汲み取り式で、住み始めるにはお風呂やキッチンを含めた水回りの整備が必須
- 上記のため、いつから住めるか想像がつかない。住めるようになるまで東京と福島の往復が10回単位で発生しそう
- 数年空き家だったこともあり、住み始めてから細かい修繕箇所(例えば、雨漏りやすきま風)が出てきて突発的な出費が発生しそう
- 物件購入費用以外に追加費用がどれくらい必要か見当がつかない。1つずつ課題を挙げて潰していくには、相当なパワーと時間が必要
この辺はどれくらい雪が降るのか聞いてみたら『今年はたいしたことなかったですよ。積雪1メートルくらいです』と。びっくりしたけど、スノーボードを楽しむために雪が多いのは嬉しい😁
②栃木県那須町:1階がLDK、ウッドデッキ、水回りだけで構成された開放感のある建物
- 建物面積:148㎡(45坪)
- 土地面積:497㎡(150坪)
- 築年数:21年
- 間取り:4LDK+納戸×2
- 特徴:洋室が4つ、3方向にまたがるウッドデッキ
- 那須の観光エリアから離れた落ち着いた環境
- 広いリビングとウッドデッキで解放感あり
- 玄関が広く、玄関近くに大きめの納戸あり、階段下にも収納スペースがあり、生活動線と相性のよい作り
- 部屋数が多く、友達や家族が遊びに来た時にも困らない。仕事専用の部屋も作れる
- 築21年で外観は写真よりも古さを感じる。ただ、内装は大きく手を入れなければいけない箇所はなさそう
- 相続物件で荷物がそのまま(テーブルに書類や食べ物が置きっぱなし)。生活感が悪い方向に出てしまいフラットな目で見れなかった。子供が採取したと思われるカブトムシの標本が無造作に置いてあり、かなりビビる^^;
- 土地は150坪とそれなりの広さがあるが、コンクリートを打ってある面積が広く、コンクリートがない場所も地面がかなり硬い。家庭菜園や果樹栽培にはそれなりに手を入れる必要がありそう
- 雑草が膝丈くらいまで伸びていて、やや鬱蒼としている。草刈りをすればイメージ変わりそう
- 公営水道で自治会費も安く、ランニングコストが抑えられる
③栃木県那須町:管理体制の整った人気分譲地で音響にこだわった設計、間取り
- 建物面積:124㎡(37坪)
- 土地面積:800㎡(242坪)
- 築年数:16年
- 間取り:2LDK+ロフト
- 特徴:2台駐車可能な屋根付きカーポート、2区画分の土地(1区画はキレイに整備された林)、音響にこだわった室内環境、オール電化30畳の広大なLDK
- 個別に注文したら数百万円は掛かりそうな立派なカーポート
- 家の外壁から内装、外構まで、良質の素材を使ったこだわりを感じさせる物件
- 大型システムキッチン、立派な洗面所、オール電化で随所にお金を掛けていることがよくわかる
- 2区画分の土地(242坪)。1区画は手入れが行き届いた雑木林。立木の伐採や土壌改良は必要だが家庭菜園、果樹栽培の夢が広がる
- 周辺の物件もゆとりのある作りになっていて別荘地内でも比較的高級な物件が建ち並んでいる感じ。エリア全体の景観、空気感が心地よい
- 巨大な管理別荘地で別荘地入り口から物件までに坂道が多く、別荘地を出るだけでも車が必要。自転車や徒歩は厳しい
- 内装(床、壁、扉)ともにダーク系でまとめられ落ち着いたイメージ
- 水道、共益費、修繕積立金が掛かる
④栃木県那須塩原市:地元人気建築事務所によるこだわり設計で築浅
- 建物面積:112㎡(34坪)
- 土地面積:330㎡(100坪)
- 築年数:13年
- 間取り:2SLDK+書斎
- 特徴:多彩な収納スペース、設計・デザインにこだわりが見られる、植栽が多く緑豊か
- 有名建築士による設計で外観がかなりオシャレ
- 豊かな植栽と芝生が建物外観をより際立たせる
- 収納、コンセント、照明が多く使い勝手が良さそう
- 家の周り4面のうち、3面が道路に面しているので雑草や生き物、湿気が緩和されそう
- 規模は小さいが管理別荘地で管理費(水道費込み)が掛かる
- 補修やクリーニングが済んでいて、すぐにでも住めそう
- 土地面積が100坪と希望の半分。駐車スペースが1台分とこちらも希望から外れる
- 家庭菜園、果樹栽培をするには既存の植物や芝生スペースを削らないと無理
⑤栃木県那須町:陽当り、風通し、見晴らし良好な高台物件
- 建物面積:105㎡(32坪)
- 土地面積:394㎡(119坪)
- 築年数:20年
- 間取り:2LDK+倉庫
- 特徴:高台に位置し、陽当り、眺望良好。建物1階部分に大型倉庫
- 高台にあるため、陽当り、風通しよく、湿気も少なくカラッとしている
- 家電から小物までオーナーの荷物が残っているがとてもキレイにしてあり、今すぐに住めそう
- 庭にレンガで作った炉があり、BBQが楽しめそう
- 鍵がなく中を見れなかったが建物1階にある大型倉庫は使えそう
- 別荘地の入り口からかなりの坂道が続く。自転車で登るのは難しそう
- ウッドデッキに破損箇所があり、修繕が必要
- 駐車場の形がいびつで狭い。少し大きな車を駐車すると道路にはみ出してしまう
- 駐車場から玄関まで20段?くらいの階段あり。外出や荷物の出し入れに苦労しそう
- 庭は全面芝生が張られていて家庭菜園、果樹栽培をするには芝生スペースを削らないと無理。また、土地が傾斜になっているので使い方に工夫が必要
- 管理別荘地だが、管理費は比較的リーズナブル。ただし、数十万円単位の入会金が掛かる
⑥栃木県那須町:那須ICや観光エリアへのアクセス抜群
- 建物面積:124㎡(37坪)
- 土地面積:454㎡(137坪)
- 築年数:33年(6年前に1階部分のみフルリフォーム)
- 間取り:4LDK
- 特徴:那須の観光地近く、陽当り良好、キレイに整備された庭
ここは、はじめての物件探しで外観だけ見学したところ。今回、オーナーが居住している家にお邪魔して内見。
- 築33年。外観は写真でみていたよりも古さを感じるが、1階は6年前にフルリフォームされておりキレイ(特に水回り)
- 家の周りに植栽があり、庭は砂利敷き。目立つ雑草もなく、建物含めて丁寧に手入れされている
- 観光エリアに近く、遊びに出掛けるのに便利
- 管理別荘地外で管理費が掛からない。また公営水道のため水道料金も抑えられる
- 廊下が多い。また1つ1つの部屋面積が狭いため、建物面積(124㎡)にしては狭く感じる
- 駐車場のブロックが少し崩れ落ちていて、補修が必要
- 家の前の道路が地元住民や業者の抜け道となっているようで、細い道路の割に交通量が多い
⑦栃木県那須町:住環境良好、価格が抑えられたバランスの良い物件
- 建物面積:109㎡(33坪)
- 土地面積:361㎡(109坪)
- 築年数:17年
- 間取り:2LDK
- 特徴:那須の観光地近く、屋根付き駐車場(1台分)、フェンスに囲まれた庭(ドッグラン)
この物件は前回、動画を取り忘れたため、不動産屋さんにお願いして2回目の内見。
- 全体的に使いやすそうな間取り、動線
- インナーテラスがついていて、梅雨や冬季の洗濯物干しに活躍しそう
- 南側(庭側)の先が谷のような地形になっており、視界が開けている。将来的にも視界を遮るものができることはなさそう
- 庭が建物と林道に囲われた形になっており、人目を気にする必要がない。逆に防犯面では不安要素あり
- カーポート(1台分)がついている(希望は2台だけど、屋根があるのは嬉しい)
- 観光エリアに近く、遊びに出掛けるのに便利
- 管理別荘地外で管理費が掛からない。また公営水道のため水道料金も抑えられる。ただし、公営水道の引き込みに別途、60万円程度費用が掛かる
- 周辺住民はほぼ移住者。最近移住してきた家族もいるようで、馴染みやすそう
- 土地が100坪とやや狭い(希望は200坪)
- 建物の側面が林に隣接しているため、その方向だけ湿気が多い
- ボイラー/エアコン修理が必要
この中でにゃこと一緒にビビビッ(表現が古い😂)ときた物件があって、テンションあがったね。
東京帰ってから動画をみても印象変わらなかった。ここが嫌だなってところもほとんどなかった。
この物件に決めちゃおうかって気持ちがフツフツと湧き上がってきた。ただ、熱くなっているときは良いイメージはしか残っていないから、頭を冷やして冷静に判断しないとね。一晩、頭を冷やしてみよう😉
(次回)第9話:物件探しから1ヶ月。迷いを残しつつも栃木県那須への移住を決断